非常に読みやすい本です。
図や読みやすい言葉で解説されています。
何か覚えることに困っている人、効率的に覚える方法を模索している人はぜひ読んでみてください。
構成
第1章:記憶がトクイだと人生が楽しくなる!
第2章:記憶とはなにか?
第3章:効率的な記憶のステップ
第4章:記憶する習慣
第5章:記憶を味方につけるライフスタイル
第6章:記憶ツールがすべてを解決してくれる!?
本の一部を紹介
記憶することは、みなさんが思っているほどつらい作業ではありません。
また記憶することによるメリットも、実際はとても多いのです。
小さいころの経験からか、あなたは「暗記なんて、つらいだけで約に立たない!」と思っているかもしれません。
でも、覚えることがつらいのは、記憶のしかたがまちがっているからです。
(p11「記憶はスキル」より引用)
記憶のしかたがカギ?
著者によると記憶のしかたを改善すればこれまで辛かった覚えることを苦しまなくてよくなるそうです。
勉強をする中で覚えなければならないことはたくさん出てくると思いますがそれを少しの工夫で楽に覚えられたらいいなと思ったことはありませんか?僕の場合はそんなことを思いながら本書を読みました。
個人的なポイント
個人的なポイントを箇条書きでまとめてみます。
なぜかについて知りたい人はぜひ本書を手に取って確かめてください。
- 知識の土台がないと活用ができない
- アイデアは記憶から生まれる
- 記憶は①感覚記憶②短期記憶③長期記憶がある
- 忘れるは記憶が引き出せないか忘れているかの2つがある
- 短期記憶から長期記憶にする必要がある
- 覚えることを決める!
- 情報を加工して覚えやすくする
- 頻繁にテストを行う
- 音読は有効
- 時間を空けて復習する
- 習慣化し、メンテナンスを行う
- 最終的に内発的動機づけにする(最初はご褒美などで動機づけ)
- 寝起きの朝と寝る前の夜が記憶にいい
- DHAとビタミンB1を摂取しよう
- 運動も記憶力にいい
- ストレスは記憶によくない
- 記憶ツールもうまく利用しよう
感想
こういう本はやはり実践していかないと何も意味がないと個人的におもっているので僕なりの実践方法を考えてみます。僕自身が今すぐ取り組むとしたらとりあえず音読でしょうか。テストは気楽にいきなり取り組むにしても1回1回時間がかかってどうしても億劫なところがあります。
音読なら隙間時間に簡単に行えます。これまで黙読で済ませていたところを音読することで記憶にとどめやすくしたいなと思います。
またせっかく音読するなら教科書、参考書をそのままよりは自分の言葉でわかりやすくまとめなおしたものを用いるようにすればこの本でおすすめしている方法をだいたい取り込めるのかなと個人的に思っています(加工がめんどくさかったらそのままかなー)。
あとは時間を寝る前数分に行うとかDHAをとるとか運動するとかを組み込めれば完璧ですね。
また最後に紹介されているアプリを使うことで情報の加工や覚えたものは除外するといったことを簡単に行うことができるようです。つまり記憶のメンテナンスを簡単にできるということです。これに関しては隙間時間に行う暗記事項とかにはかなりいいかもしれません。
まとめ
非常に読みやすく作られている本です。
ただやみくもに勉強に取り組むことも悪くないと思いますが、一度自分の勉強の仕方が合理的なものなのか疑問を抱いている人は本書を読みながら振り返ってみるのもいいと思います。
何か覚えるといったことに苦労している人は手に取ってみてください。
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