会社四季報というものが投資家の間ではよく読まれているようです。しかし僕はこの四季報を眺めていても、特に何もピンときませんでした。そんな中たまたま見かけたこの本を手に取ってみました。
読んでみると社会情勢、会社状況を四季報の情報から集めてそれをもとに分析するといった感じな印象を受けました(若干ファンダメンタル要素はあるかも)。
なので基本的に数字とかをみるよりも四季報にかかれている情報を元に考察したり、裏を読むみたいな感じをしていく感じの印象でした。
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こんな人におすすめ!
非常に優しく書かれているので会社四季報とかあまり知らない人でも読めると思います。
本の構成
1章:「記事欄」の謎を解け!
2章:「会社の数字欄」の謎を解け!
3章:「基本情報欄」の謎を解け!
4章:「巻頭特集」の謎を解け!
会社四季報には会社情報が決められたフォーマットで書かれています。それぞれいろいろな欄があるのですが章ごとにフォーカスする欄を変えて解説されています。
内容紹介
第1章では記事欄にこんな言葉があったら注目するといいといった感じです。例えば「積極投資」とあったら長期的に伸びる可能性があるかもといった感じです。ほかにもいろいろな言葉が紹介されています。
第2章は、数字欄です。ここでは例えば日本株は外国人投資家の割合を見ておいたほうがいいといったことやオーナー企業に注目してみようといったことが書かれています。
第3章では、海外売上比率や関連銘柄についてなぜみるべきかの理由とともに紹介されています。
第4章は巻末に役立つ情報があるよと紹介されています例えば優待リストや見出しランキングについて紹介されています。
感想
タイトルの雰囲気から読みやすい本なのかなと思っていたがかなり読みやすい本だと感じました。会話形式で書かれています。また難しい数字の話などはほとんど出てきません。基本的に四季報に書かれている言葉の意味を深堀して四季報の読み方を知っていくことができます。そうやって読んでいくことでただの無味乾燥な情報の羅列に見えていた四季報を、楽しみながら読むことが出来るようになるかもしれません。
他の本ではファンダメンタル分析などがメインで取り上げられている本が多い印象があります。しかしこの本はそこにはあまりフォーカスしていません。そのため数字よりも四季報に書かれている言葉についてなぜこんなことが書かれているのかみたいなことを分析していきます。
今ではファンダメンタルやテクニカルの情報はネットにもたくさん転がっていると思うので、それよりも四季報だからこそできる読み方な気がしていいなと思いました。
ただ実際ここまでの分析をしようと思うとそれなりに四季報を読み込まなければならないかなと感じました。僕がただただ社会情勢、日本の会社についてまったく知らなさすぎるのもあると思いますが笑。これを機に四季報で日本にはどんな会社があるのか見てみようと思います。そこでいい企業が見つかったらいいなと思っています。
まとめ
- 四季報の読み方が知りたい人におすすめ!
- 数字の分析とかできない人でも大丈夫!
- 会話形式で読みやすい!
- 四季報のそれぞれの欄について注目点がわかる!
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