イントロダクション
今回はファイナンス理論全史について紹介します。
僕がこの本を手に取った理由は儲ける方法は存在するのか?という点です。
僕なりの結論としては、儲ける完璧な理論はないが儲ける相場の歪みは存在するになります(その相場を素人が見つけて活かすことができるかは別)。
著者 | 田渕 直也 |
発売日 | 2017/12/13 |
内容紹介
内容はわかりやすかったのでAmazonページを引用しておきます。
◆内容: 投資のリスクと利回り(リターン)や、投資対象の価値や価格を、統計学的にわりだす現代ファイナンス理論。この比較的新しい学問がどのように発展を遂げてきたのか、主要理論を発見したキーパーソンの人となりやバックボーンにまつわるエピソードをひもときつつ、それらの理論のポイントをわかりやすく解説し、どのように役立てればよいのかヒントをくれる投資読み物です。
amazon商品ページより引用
◆環境: ディーラーやファンドマネージャーといった投資家をはじめ、個人投資家ですら、直感的に理論を否定しがちな人が大勢ですが、一方で金融実務はランダムウォークをはじめとする理論をベースに成り立っているという矛盾もあります。そこで、あらためてファイナンス理論が役に立つのか、歴史的にふりかえりながら検討します。
◆競合との差別化: 同分野には超入門書や専門解説書がありますが、どれも主要理論の解説が中心であり、その差は難易度の違いぐらいです。本企画では学問体系の成り立ちや経緯を紹介することで、個別理論に対する理解もより深まる内容に仕上がると考えています。
◆構成: 第1~3章で標準理論を解説したのち、第4~5章でそれらへの反証ともいえる事象(リーマンショック)とその背景分析(行動ファイナンスの発展)を紹介、第6章で過去の理論の欠陥をふまえた最前線の状況をまとめる構成です。
この本の内容を僕なりにまとめてみました。読む際などに参考にしてみてください。
感想
この本を読んでできることですが、素人としては理論をこねくり回す時間があるならインデックスでいいのかなーって感じです。
そして市場において大きな値動きが出てきた際も触れないことかなあ。触らぬ何やらに何やらかなー。
リスクとリターンは常に裏返しなことは忘れないようにしないといけません。本書でも出てきた天才が集まって出来たLTCMはリスクを抱えきれなかったように。
何よりプロが扱う商品の複雑さ(デリバティブ、CDS、オプション、レバレッジ)が凄まじいですね。こんがらがってしまいます。これが世の中のお金の流れを作っているんですかねー、凄い!。僕が一生触れることのない世界ですね。頭がパンクしてしまいます。
素人だとアノマリーとかバフェットのバリュー投資とかならまだ参考にできるのかなあ。マインドマップの儲けの手法の上3つが素人が扱える範囲かと思います。
銘柄選択ならインデックス以上を見つける。リスクプレミアムは分散投資。トレンドフォローとかは相場に乗っかる。実際に使うかは別として僕が使えそうなのはこれくらい。
この本の後におすすめする作品
ウォール街のランダム・ウォーカー
ファイナンス理論全史でも登場するランダムウォーク理論を元に株式について解説されている本です。本編でも紹介されている本の1つで、版数を重ねるごとに最新の情報が解説されています。
僕が読んだのは12版ですが現在は13版も出ているようです。版数からもわかるようにかなり長くにわたって読まれている本です。
結論はシンプルでインデックスファンドを買えというものです。そしてなぜかについてひたすら解説されています。
株式の歴史や、分析手法、債券など投資家として知っておきたい知識を網羅しているような本です。1度は目を通しておくと視野が広がると思います。
まとめ
改めて僕が読んで得た結論は、儲ける完璧な理論はないが儲ける相場の歪みは存在するです。
しかしこの歪みを素人では扱いきれないと思っております。なので堅実にできる手段、インデックスに落ち着きそうですね。
僕なりの結論はこうなりましたがおそらくこの本を読めばそれぞれの結論が出てくると思います。なにしろ完璧な理論は見つかってないですから。
なのでぜひ自分の目で見て結論を見つけてほしいなと思います。リンクです。
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